患者さんの日常に寄り添った治療を提供
- takahashia01
- 2021年12月19日
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藤井整骨院 藤井院長

※本記事は私たちの街に関わりの深い事業者さまを、トライアルコンテンツとしてご紹介する目的で掲載しています。未来デザインラボからの依頼に基づき事業者さまにご協力いただいているものであり、事業の宣伝を代理したり自治会として特定の事業者さまのみを推薦するものではありません。
また、掲載されている事業者さまの考えやアドバイスが、必ずしも正確である、もしくはすべての方々・ケースに当てはまることを保証するものではありません。
街の皆さまを知っていただくための記事としてフラットにお楽しみください。
こどもの腰痛・体の変形
「うちは子どもの患者さんも多いのですが、この10年でこどものケガが様変わりしてきています。特に気になるのが、生活習慣からくる腰痛や体の変形や心の不調です」
こどもが腰痛や体の変形?と、一瞬わが耳を疑うような言葉だが、この土地に開業して17年、近隣の小中学校の生徒のケガを数多く見てきた藤井先生の率直な意見であれば、信ぴょう性が出てくる。
大学卒業後、修業期間を経て幼少期の地元にほど近い桂台地域に2004年に開業。以降、温厚かつ堅実な人柄と、患者さんが納得できるまで考え抜いたひとりひとりに合わせた治療法の提案、開院時間外でも可能な限り急患に対応するといった献身的なスタイルが、多くの地元の人々の支持を得ている。
さらに、本業だけではなく、地元の防災活動や自治会活動などにも積極参加するなど、公私ともに地域貢献に情熱を傾けている。こうした様々な場面で藤井先生が関わっていることを知っているからこそ、皆がその言葉にいつも真剣に耳を傾けたくなるのだろう。
ケガのケアだけでなく日頃の生活習慣からアドバイス

「ケガ自体は治療すれば治ることがほとんどですが、姿勢が悪い、寝不足、糖質過多等といった日々の習慣が原因の場合、そこまでを直さなければ再発したり、長期化することで体の変形につながったりするケースもあります。ただ、こどもだけでそれを直すのは難しいので、施術をしながらケアの仕方も保護者やスポーツの指導者にしっかりとお伝えするようにしています」
例えば、寝転びながらスマホやゲーム機の画面を昼から夜遅くまでのぞき込んでいる、といった光景は、今やあたりまえの毎日だ。「こどもは体が柔軟だから、まさか体がゆがむようなことはないだろう」と楽観・放置しがちだが、「そもそも今のこどもはすでに非常に体が固くなってしまっている」等、治療の現場ではこどもたちの体の変化としてはっきりと表れているというわけだ。
もっとも悪いのはスマホではない。日常生活から切り離せないからこそ、その使い方を指導すべき保護者が、自身も含めて体のケアを怠ってはならないということだろう。
患者さんの生活に合わせた納得いただけるケアを提案する
そんな藤井先生に、この道を歩むきっかけを聞いてみた。
「幼少期から学生時代にかけてスポーツでよくケガをしていて、治療をして治ってもまた同じところを怪我することが多くありました。そこで試しに大学近隣の評判のよいという接骨院を訪れたのですが、この時の丁寧な治療やアドバイスにすごく納得がいったのです。」
「『捻挫は初期治療での安静が不十分だとクセになってしまう。こうなると完治は難しいけれど、こういうトレーニングを続ければスポーツは続けられるよ』
と教えていただいて、ああ、こんなアドバイスを子供のころ受けていれば、、、と。」

多くのケガを経験してきた自分だからこそ、これを子供たちに啓もうしていくことが自分の使命なのではないか。
そう考えて、それからすぐにアルバイトとしてそこで働くようになり、やがて本気で柔道整復師を目指すために大学在学中に弟子入り。体育専門学科の授業に潜り込み、大学卒業後の養成校通学/研修を含め9年間は修行に明け暮れる毎日を送った。
まさに職人の生きざまを地でいくように、信じた道を片時も外すことなく地道な努力を続けてきたわけだが、その姿勢は開業後から今に至るまでも徹底されている。
「この時世、遠隔での面談を希望される方もいらっしゃるのですが、患者さんがどんな症状であっても、初回は必ず体を見て、痛いところに触れ、患者さんの声をしっかりと聴きます。それは、患者さんがご自身の言葉だけで体の状況を正確に伝えることは難しいからです。」
「例えば『肩』『腰』と言う言葉の指す範囲の曖昧さであったり、『痛み』『しびれ』という表現の不正確さや混同で、それをこちらの解釈で受け取ってしまった場合に、判断や治療法の選択を誤るリスクが高まります。やはり自分で直接見て・聴いて・触れてみる必要があるのです。」
必要なことは、例え患者さんの要望であっても安易に省略しない。だからと言って治療法を押し付けるのかと言えばそうではない。そこには、自身の原体験にある「患者が納得できるケアを届けたい」という強い思いがある。
「最善だと思われる治療を提案しても、対面でわかる患者さんの微妙な反応から納得していないように見えれば、患者さんの性格や生活スタイル等を話し合い、本当に納得のいく治療を探します。それは、患者さんがその治療や家でのケアを最後まで継続することが完治の最短ルートだからです。
これはよくあることなのですが、忙しいためにケアを途中で断念してしまう人や、スポーツでエース級であるがゆえに試合や練習が休めないこどもは、そうでない人に比べていつまでも完治できない傾向があります。
ただ、そういう場合でも、最適ではないが、その人の日常や考え方をできるだけ崩さずにケアできる方法を採ることで、確実に完治に近づいていくことができるのです。ですから皮肉なことに、特に健康志向の高いこの地域では、シニアの方が熱心に通院したり、セルフケアを頑張ってくださって、早く治るケースもあったりします。」

軽いと思えるケガこそ正しい治療の選択を
最後に、整骨院の活用方法や今後力を入れていきたい治療について語っていただいた。
「整骨院はケガの応急手当から完治までを一貫して受け持つのですが、軽いケガだったものが、誤った初期の治療・ケアを続けた結果なかなか治らずに、しばらく経ってから当院を訪ねて来られる患者さんもいます。
例えば、スポーツで捻挫した方が、湿布を貼って痛みが引いたので、十分に休養せず再開してしまうケースです。「痛み」という体の悲鳴に気が付かずに症状を悪化させてしまった結果完治が難しいケースもあります」
骨折などと違い捻挫は軽いケガだと捉えられがちだが、だからこそ自己流の対処ではなく正しい初期の治療・ケアを徹底しなくてはならないという。
「ウェブサイト上で手軽に治療に関する情報が取得できますが、その中から自分の症状にあった治療を選択するのは難しいです。痛みが生じる場所、体の動きの違いやタイミングなど様々な要素を複合的に分析する必要があるからです。誤った治療は完治を遅らせるばかりか症状を悪化させる危険性もはらんでいます。
軽いケガを深刻なケガに発展させないために、初期段階で正しい治療を選択する必要がある。このような時こそ整骨院を活用いただきたいと思います。その後は、自宅でできるケアのアドバイスを含めて完治まで患者さんと伴走していきますし、症状によっては信頼できる整形外科を紹介して当院から切り替えていただくこともあります。
それと、まれですが、痛みの原因が内科・婦人科・皮膚・脳神経疾患であったりすることもあります。その場合もすぐに専門医に紹介させていただきます。」
また、コロナ禍で特に増えた自律神経の乱れを原因とする症状への対処にも対応できることが多いそうだ。
「不眠やストレスからくる心身の不調に対しても、当院でそろえている機器を活用したり、背骨をほぐす施術や、栄養指導をすることでリラックスし、改善に向かうという効果が実績として出てきています。大人だけでなく、学校を休みがちな児童さんが再び元気に登校できるようになったケースもあります。どんなことでも結構ですので、まずはお気軽にご相談ください」
日々のささいなケガや心の不安を初期段階でしっかりとケアし、尾を引かないようにする。目の前の忙しさのなかでどうしても優先順位が下がりがちだが、いつまでも健やかな人生を満喫するために、気になることがある方はぜひ一度訪ねてみてはいかがだろうか。


PHOTO & TEXT Takahashi
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